2024.06.03
ニュースリリース

NHKハート展に当社社員が入選、全国巡回の展覧会が開催

パーソルダイバースではたらく障害のある社員がつづった詩「職場にて」が第28回「NHKハート展」において応募総数2,807編の中から入選したことをお知らせいたします。入選作品は6月1日(土)~7月15日(月・祝)までNHKプラスクロスSHIBUYA(東京都渋谷区)にて開催中の第28回「NHKハート展」東京展で展示されています。

入選作品
題名:職場にて
作詩者:中村 佳子(なかむら よしこ)
障害名:聴覚障害

職場にて

私は、あなたの目になる
私は、あなたの手になる 脚になる
そして、皆が私の耳になる

だから、聴こえないことを忘れてしまう
だけど、ほんの50㎝ 隣
声をかけたら、嗚呼、リモート中

■作詩者 中村佳子の紹介

20代で突発性難聴を発症。聴覚障害のある当事者として社会に貢献したいという想いから、2004年に特例子会社であるパーソルダイバースへ入社。
※当時の社名:身体障害者雇用促進研究所株式会社

入社後に手話を学び、グループ従業員向けの手話講習や聴覚障害理解研修を開催。現在はグループ企業内にあるカフェの運営を中心に、障害のある社員の育成を担う。

■詩に込めた想い “聞こえない”は“聞こえなくても”へ。

昨年、社内で募集していた「NHKハート展」の締め切りがちょうど私の定年日と重なっていたため、記念になればと、入社当時から今までのことを振り返って気持ちを詩につづり、応募しました。※現在は定年再雇用で勤務

定年まで20年以上も同じ会社ではたらくことができたのは、自然と助け合える職場であったことが大きいと思います。聴覚障害を発症してから助けてもらう一方でしたが、入社後は自分も誰かの役に立っていると感じられ、何よりもうれしく前向きな気持ちになれました。

日常生活では、買い物や病院など様々な場面で耳が聞こえないことを実感しますが、社内では皆さんのおかげで聞こえないことを忘れている時間が大半。そのため、リモート会議中でも話し声が聞こえず、うっかり声をかけてしまい、ガッカリすることもしばしば。そんな私に対して、いつもクスっと笑いながら、イヤホンを外して「何かあった?」と話を聞いてくれる、あたたかい職場の仲間たち。聞こえなくても私らしく居られる穏やかな日常の中で、定年の日を迎えられたことへの感謝の気持ちを表現しました。
そして、これからもこういう職場であってほしい、こういう職場が増えてほしい、という願いも込めました。

パーソルダイバースは今後も、誰もが自分らしくはたらき続けられる社会を目指し、互いを助け合い・受け入れ合う姿勢と仕組みづくりに取り組んでまいります。

■NHKハート展の概要

「NHKハート展」は障害のある人もない人も互いに理解し合い、“共に生きる社会”の実現を目指して1994年から毎年開催される展覧会です。障害のある人・ともに歩む人から寄せられた50編の詩の展示や、人気俳優・声優らによる詩の朗読をスマートフォンでお聴きいただけます。

■ニュースリリース

■本件に関するお問い合わせ先

パーソルダイバース株式会社 広報窓口
E-mail:inquiry@persol.co.jp

※折り返しの対応となりますため、メールでのお問合せをお願いいたします。

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