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お知らせ
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お知らせ
2025年
「とみおか繭工房」で制作している桑和紙栞が、「2024年度(第65回)全国推奨観光土産品審査会」(日本商工会議所(会頭:小林 健)および全国観光土産品連盟(会長:細田 安兵衛)共催)において、「在東京ブータン名誉総領事館賞」を受賞しました。
とみおか繭工房は、“世界遺産のある街”群馬県富岡市で、高齢化が進み縮小を余儀なくされている養蚕業の活性化と、障害者の新たな就労の場の創出を目指し2017年に開設。養蚕や桑園管理をはじめ、廃棄する桑の枝を再活用した手漉き和紙の制作などを展開しています。
2022年には、さらに多様な障害者の就労の場を拡大すべく、とみおか繭工房の2拠点目として、Merci Cocon & Café(メルシー・ココン アンド カフェ)がオープンしました。歴史的建造物群の旧富岡倉庫2号倉庫をリノベーションしたカフェでは、キッチンやホール業務に加え、社員が制作した和紙やシルク関連製品を併設のショップで販売するなど、障害のある社員77名がそれぞれの強みを活かした業務に従事。(2025年2月時点)
今回受賞した桑和紙栞やシルク製品は、富岡製糸場内の売店や近隣の道の駅などでも取り扱われています。
日本商工会議所と全国観光土産品連盟が共催する全国推奨観光土産品審査会は、観光土産品の育成・発掘することを目的に1960年度より毎年開催されています。審査会では、全国各地の観光土産品の中から優れたものを「全国推奨観光土産品」として推薦。今年度は全国から294社 556商品の応募があり、特に優れたお土産品として59商品が受賞しました。
養蚕業務では、蚕に桑の葉を与え、年間約1tの繭を生産しています。その過程で、冬には不要な枝を剪定し、春に新芽が芽吹く準備をします。このため、年間およそ2,700kgもの桑枝を廃棄することが開設当初からの課題でした。障害のある社員の活躍の場を広げながら、廃棄される桑枝を有効活用できる方法を模索する中で、辿り着いたのがアップサイクルによる桑和紙です。商品開発で最も大変だったのは、一定の品質を保つことでした。季節ごとの温度や湿度の変化により、和紙の質感や仕上がりに影響が出るため、漉き方や原材料の補充量を細かく調整したことで、品質向上へと繋がりました。
とみおか繭工房 富岡倉庫
チームリーダー
中島 飛鳥
桑和紙栞は、原材料となる桑園管理から製品加工まで、全工程を富岡市内で障害のある社員が製造することにこだわった製品です。本来であれば廃棄してしまう桑枝を和紙栞へと生まれ変わらせることで、新たな価値を生み出しました。富岡市を代表する観光土産品として広く認知されるよう、品質改善を重ねてきたので、今回の受賞は社員一同、大変うれしく思っております。これからも社員の成長とともに、地域の活性化や養蚕・シルク産業の持続的な発展に貢献できるよう、尽力してまいります。
2月27日に東京都中央区で開催された入賞者交流会では、表彰状授与式や受賞企業の紹介が行われ、当社も出席いたしました。
各地の受賞者と意見交換を行い、優れた製品開発の背景を伺う中で、多くの学びや刺激を得る貴重な機会となりました。
・Merci Cocon & Café TEL : 0274-67-5591
・営業時間 : 11:00-17:00、 定休日 : 毎週水曜日、年末年始
パーソルダイバース株式会社 広報窓口
E-mail:inquiry@persol.co.jp
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