2025.05.27
ニュースリリース

大阪・関西万博「TEAM EXPOパビリオン」に共創パートナーとして参加

障害者雇用に関わる事業を総合的に展開するパーソルダイバース株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:渡部 広和、以下パーソルダイバース)は、2025年4月より開催されている「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」の開催期間中8月1日(金)に、フューチャーライフヴィレッジ内「TEAM EXPOパビリオン」にて「ニューロダイバーシティ x 生成AI」をテーマに、共創パートナーとして参加いたします。

当社がこれまで日本最大級の AI コミュニティ「CDLE」内のCDLE生成モデルグループとともに取り組んできたニューロダイバーシティ推進活動と、社会全体でニューロダイバーシティ(※)を広げるうえで大切な考え方を来場者に紹介します。

※ニューロダイバーシティ:「脳多様性」や「神経多様性」などと訳される言葉で、脳や神経には個人レベルでのさまざまな特性の違いがあり、その違いを多様性ととらえて相互に尊重し、社会の中で活かそうとする概念。

■「TEAM EXPOパビリオン」展示について:CDLE生成モデルと、ニューロダイバーシティ推進活動を紹介

図:ニューロダイバーシティにおける“違いの大切さ”や“多様な視点”への理解促進

TEAM EXPO2025は大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」を実現し、SDGsの達成に貢献するため、多様な参加者が主体となり、理想としたい未来社会を共に創り上げていくことを目指すプログラムです。政府機関や自治体、企業、NGO、NPOなど400以上の団体が賛同しており、2,000件以上のプロジェクト「共創チャレンジ」が登録されています。

パーソルダイバースは本趣旨に賛同し、日本最大級の AI コミュニティ「CDLE」内のCDLE生成モデルグループとともに、脳や神経の特性の違いを尊重し社会で活かす「ニューロダイバーシティ」推進を目指すプロジェクトに取り組んでいます。

当社のブースでは、日常のちょっとした行動や、はたらきやすさを感じる環境、集中できる時間帯などをテーマに、一人ひとり顔が違うように、脳のはたらき方にも違いがあることを知り、日常の行動変化につながるような気づきを得ていただける展示を用意します。パビリオンの来場者は、楽しみながら、ニューロダイバーシティにおける“違いの大切さ”や“多様な視点”への理解を深められる内容となっています。

・パーソルダイバース TEAM EXPOへの取り組み

■パーソルダイバースとCDLE生成モデルの活動:「ニューロダイバーシティ x 生成AI」推進可能性を検証

写真:Neuro Dive 事業所の様子

パーソルダイバースはパーソルグループで障害者雇用を担う特例子会社として、障害特性や能力を活かした多様な雇用モデル創出に取り組んでいます。その一つとして、発達障害者の障害特性を強みに変え、AIやデータサイエンスなど先端IT領域で活躍できる人材を育成する日本初の(※)先端IT特化型就労移行支援事業所「Neuro Dive(ニューロダイブ)」を運営しています。全国5拠点で毎日100名が利用しており、これまでデータアナリストや機械学習エンジニア、デジタルマーケティングなどの職種へ就職者を輩出しています。

・先端IT特化型就労移行支援事業所「Neuro Dive」
※ 「先端IT特化型就労移行支援事業所」として、2019年11月「Neuro Dive秋葉原」開所当時、パーソルダイバース調べ

CDLEとは一般社団法人日本ディープラーニング協会が実施しているG検定・ E資格の合格者のみが参加できる、日本最大級の AI コミュニティです。「学ぶ」「繋がる」「使う」の理念のもと、10万人を超える会員メンバーが社会を発展させるエバンジェリストとして集い、交流する場やアウトプットの場を提供しています。
CDLE生成モデルとは、CDLE内の有志グループの1つで生成AIの利活用に焦点をあてた活動を行っています。

パーソルダイバースとCDLE生成モデルグループは、発達障害のある⼈の持つ強みや能力の活かし方、支援の在り方を研究しています。全国各地で企画するプロジェクトには、Neuro Diveの利用者や支援員が参加し、先端技術に関するディスカッションやハッカソンへの参加、実際のIT就労の現場を想定した疑似就労体験などを通じて、ニューロダイバーシティ社会実装の可能性を検証してまいりました。また、これまで5回にわたり開催されたTEAM EXPOイベントにも出展し、その活動内容を紹介しました。

<主な活動>

1:データサイエンスや生成AI活用などの特別講座

写真:特別講座の様子

CDLEの現役エンジニアを講師に迎え、生成AIの活用法やデータサイエンスの基礎など、先端的な技術トピックを取り上げた特別講座を実施しています。第一線で活躍するエンジニアによる、実務に基づいた実践的なプレゼンテーションのあと、活発な質疑応答や意見交換が行われます。参加者は新たな知識を得るだけでなく、日々の業務にすぐに役立つ具体的なアドバイスや技術の応用方法を学ぶことができます。この特別講座は、技術者としてのスキルアップを目指す技術者にとって貴重な学びの場であり、最新技術の動向を理解する絶好の機会となっています。

2: はたらく現場を想定した現役エンジニア指導による疑似プロジェクト

Neuro Diveに通う利用者を対象に、実際のビジネス現場を想定した「擬似プロジェクト」を実施し、新たな支援の形を開発しています。
このプロジェクトではCDLEの現役エンジニアが講師を務め、実際のビジネス現場に近い開発の流れを体験しながらデータ分析による課題解決提案やアプリケーションの作成の流れ、チーム業務に必要なコミュニケーションスキルやタスク管理スキルを実践的に学んでいます。

3: TEAM EXPOイベントにてニューロダイバーシティの啓発活動を展開

写真:TEAM EXPOイベントの様子

ニューロダイバーシティに対する理解促進を目的に、これまで大阪府内で開催されたTEAM EXPOイベントに5回参加し、ブース出展やステージ発表を行いました。行政機関、民間企業、一般来場者など、多様な立場の方々との交流を通じて、ニューロダイバーシティという概念の認知拡大と共感の輪を広げる取り組みを継続的に実施しています。

パーソルダイバースは今後も、本取り組みを通じて、違いや多様性を活かすニューロダイバーシティの推進と、障害特性を“制約”ではなく“強み”として活躍できる雇用モデルの創出に貢献してまいります。

■ニュースリリース

■本件に関するお問い合わせ先

パーソルダイバース株式会社 広報窓口
E-mail:inquiry@persol.co.jp

※折り返しの対応となりますため、メールでのお問合せをお願いいたします。

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