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お知らせ
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お知らせ
2025年
パーソルダイバースは、障害のある方の新たな活躍機会を広げていくことを目的に、株式会社ヘラルボニー(代表取締役Co-CEO:松田 崇弥、松田 文登、以下ヘラルボニー)と協働し、シルクブレンドハンカチーフを開発しました。
デザインにはヘラルボニーとライセンス契約を結ぶ作家の作品をあしらい、両社の想いが重なって生まれた取り組みを通じて、誰もが自分らしく輝ける社会の実現を目指します。
シルクブレンドハンカチーフ
衣笠 泰介氏の「バラの気持ち」
群馬県富岡市はかつて養蚕で栄え、世界遺産「富岡製糸場のある街」としても知られています。現在は高齢化が進み養蚕の担い手不足が地域の大きな課題となっています。
この課題の解決と、障害のある方々の新たな就労機会の創出を目的に、2017年、群馬県富岡市に「とみおか繭工房」が開設されました。
工房では蚕の飼育をはじめ、桑の栽培や収穫など、地域の伝統産業と養蚕技術を障害のある社員が受け継ぎながら活動しています。
今年度はおよそ1tの繭を地元のJAへ出荷しました。
富岡市内で生産された繭は、一般社団法人富岡シルク推進機構(群馬県富岡市)の厳正な品質検査を受け、純国産の高品質な富岡シルクとして活用されています。
また、2022年には市内2拠点目として、富岡製糸場の最寄り上州富岡駅前に「Merci Cocon & Café」(メルシー・ココン アンド カフェ)をオープン。
カフェでのキッチンやホール業務に加え、社員が制作したシルク製品を併設店舗で販売するなど、自分らしくはたらける環境を築きながら、養蚕や富岡シルクの魅力を発信しています。
2025年11月現在、障害のある社員84名が活動中です。
桑の収穫
カイコに桑を与える作業
生産した繭
絹糸でアクセサリーを制作している様子
ヘラルボニーは「異彩を、放て。」をミッションに、障害のイメージ変容と福祉を起点に新たな文化の創出を目指すクリエイティブカンパニーです。
障害のある作家が描く2,000 点以上のアート作品をIPライセンスとして管理し、正当なロイヤリティを支払うことで持続可能なビジネスモデルを構築しています。
「障害のある方の新たな活躍機会をさらに広げていきたい」という両社の共通の想いから、今回のコラボレーションが実現しました。
富岡シルクをブレンドした製品には、ヘラルボニーの契約作家である衣笠泰介氏が描き上げた「バラの気持ち」を使用。色とりどりのバラが自分らしく堂々と花開く様子は、パーソルグループのビジョン「はたらいて、笑おう。」を思い起こさせます。
この製品はパーソルグループのノベルティとして活用されるほか、Merci Cocon & Caféのshopや富岡製糸場内の売店などでも数量限定で12月より順次販売を予定しています。
製品を通じ全国の皆さまに、障害のある方が力を合わせて織りなす輝きを身近に感じてもらえれば幸いです。
「バラの気持ち」
衣笠 泰介|Taisuke Kinugasa
生きることは描くこと。
家族と世界各地を旅するなかで目にした景色を、光と色彩に溢れた独自の世界観で描き出す。マジカルとも評される色彩感覚と感受性を持ち、何百色もの絵の具から瞬時に色を選んで描き上げる。そのアートワークは国内外で高い評価を得ており、京都上御霊神社と京都御所内白雲神社の絵馬所には、大作絵馬が奉納されている。
商品名:シルクブレンドハンカチーフ
サイズ:本体約450㎜× 約440㎜
素材:シルク52%、綿48%
とみおか繭工房は今後も障害のある方が活躍の場を広げられるよう、新たな価値を生み出しながら地域の伝統産業を守ってまいります。
パーソルダイバース株式会社 広報窓口
E-mail:inquiry@persol.co.jp
※折り返しの対応となりますため、メールでのお問合せをお願いいたします。