ホールディングスが旗振り役、障害者雇用「グループ全体で取り組む」

ホールディングスが
旗振り役、
障害者雇用
「グループ全体で取り組む」

CASE
01
東京電力ホールディングス株式会社
  • ※パーソルチャレンジ株式会社は、2023年4月1日付でパーソルサンクス株式会社と統合のうえ、「パーソルダイバース株式会社」となりました。
  • ※インタビュー内ではご支援時の社名「パーソルチャレンジ」で記載しております。

障害者の
「仕事の幅」と「職場の理解」、
同時に広げていく。

東京電力及び特例子会社「東電ハミングワーク」に在籍している障害者の方々には、印刷・清掃・園芸・計器簡易分解・事務補助などの仕事をお任せしています。しかし近年は、一般的にも雇用環境が売り手市場となっており、募集する障害の種類や仕事の幅を広げる必要があります。同時に職場の社員に障害についての理解をいかに広げるかも大切だと考えています。また、実際に採用した障害者の皆さんには長くはたらき続けてもらうために定期面談で職場での配慮事項などを聞くほか、原則として障害者5人以上に1人の配置が義務である職業生活相談員を、1人以上配属されている職場にも必ず置くなど努めているところです。

飯尾 真様

東京電力ホールディングス株式会社
経営企画ユニット 組織・労務人事室

活力向上グループマネージャー 飯尾 真様

研修や調査を土台に
新たな業務・事業展開も検討。

パーソルチャレンジさんには2年前から労務人事部門の社員を対象にした研修をお願いしています。内容は障害者雇用を取り巻く環境や障害者雇用制度の詳細、障害の特性と対処法などで、社員の間では「理解が深まった」と好評でした。この研修を受けた社員らが中心となって既存業務の中から障害を持つ方向けの仕事の切り出しや求人広報も行っています。また東電ハミングワークで新たな事業の立ち上げ・開発を検討するための調査も依頼しました。ほかの特例子会社の事業展開事例の中から実際に東電ハミングワークで取り組めそうなものについて短期間で幅広い調査をしていただき、将来の事業展開を検討する上でとても貴重な知見を得ることができました。

高瀬 正司様

東京電力ホールディングス株式会社
経営企画ユニット グループ事業管理室

グループ事業支援管理グループマネージャー 高瀬 正司様

障害の特性と
仕事内容のマッチング、
きめ細かく対応。

採用活動はこれまで主にハローワークなど公的機関に依存してきましたが、採用の幅を広げて雇用を増やすためパーソルチャレンジさんのような民間サービスも活用するようグループ全体に促すことにしました。過去にグループ会社が個別にパーソルチャレンジさん経由で採用した事例はありましたが、それを全体で体系的に取り組む形になったわけです。説明会にはグループ12社が参加、障害者を対象にした合同面接会には3社が参加して面談も進んでいます。パーソルチャレンジさんは特に障害の特性と仕事内容とのマッチング経験が豊富なだけに、企業側のニーズとタイミングに合わせてきめ細かく対応していただいていると思います。

高瀬 正司様

本社が旗振り役、一斉周知で
グループ全体の意識も向上。

障害者の法定雇用率引き上げが目前(2018年4月)に迫る中、ホールディングス本社が旗振り役をすることでグループ全体の危機感・目標達成への意識向上につながったと思っています。グループ各社には普段からこうした障害者雇用に関する情報が入りにくいため、ホールディングス本社から周知することで広く認識し、必要に応じてサービスを活用してもらうつもりです。今後も、包括的に細やかなサービスを提供していただけると幸いです。弊社は、ダイバーシティに積極的に取り組み、女性管理職比率の向上を始めとする女性活躍や高齢者の活躍の場の拡大、LGBTへの理解活動などに取り組んでいますが、同様に、障害者と健常者とが同じ職場で気持ちよくはたらける会社と社会の実現に向けて、障害を持つ社員の皆さんの定着まで含めた長期的視点に立った採用活動と雇用環境の整備をしていきたいと考えています。

飯尾 真様
東京電力ホールディングス株式会社

東京電力グループ

東京電力グループは、生活に不可欠な電気やエネルギーの最適サービスを通じて、便利で暮らしやすいだけではなく、心豊かで、自然とも調和した持続可能な社会の実現に向けて貢献していきます。