テーマ1：人材採用

自社に合う候補者が見つからない！
ミスマッチを防ぐ3つのカギ

障害者雇用に取り組み始めたばかりの企業からは、「なかなか応募が集まらない」「採用はできたが定着・安定就労が難しい」というご相談が少なくありません。そうした企業にお話をよくよくお聞きすると、法定雇用率を達成するために急いで募集をかけていたり、企業情報や業務内容の十分な発信ができていなかったりすることがほとんど。「とりあえず障害のある方を雇用したい」というぼんやりとした目的では、たとえ応募が集まったとしても、結果的にミスマッチによる離職のリスクが高くなってしまいます。

それを回避するために重要なのは、採用において軽視できない3つのキーワード「要件」「魅力」「環境」を事前にしっかり押さえておくことです。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

任せたい業務の切り出しや、それに適した能力の見極めは、障害者雇用の経験やプロの知見がないと難しいこともあります。自社では要件が上手くまとめられない場合は、パーソルダイバースが企業と一緒に丁寧に整理します。

せっかく要件を整えても、この会社ではたらきたいと思ってもらえなければなかなか応募者は集まりません。これは自分が応募する側になって考えてみれば、当然のこと。だからパーソルダイバースでは、障害者雇用の支援において「魅力」の発信、つまり「障害のある方にとってはたらきやすい会社かどうか」をきちんと伝えるための支援にも注力しています。

その企業ではたらく魅力を感じてもらうために、例えば次のようなことを発信します。

これらは、はたらく当事者はもちろん、その方のご家族や支援機関の方々にとっての安心材料にもなります。適切に発信すれば採用だけでなく企業そのもののイメージアップにもつながる、非常に重要な視点です。

こうした環境を整えるには、それまであった既存のルールやマニュアルに囚われすぎず、業務特性や実際にはたらく現場の環境に応じて、適宜最適化や見直しも必要となってきます。要件整理と同様に、「採用が決まってから考える」では遅すぎる場合も。パーソルダイバースでは現場へのヒアリングを通じ、「採用前に整えるべき環境」を計画段階で具体的にアドバイスしています。

障害者採用は「法定雇用率を満たすためだけ」に急いで行うものではなく、「自社の業務にフィットする人材」を見つけ、長期的な定着・安定就労、そして活躍を期待するための取り組みです。「採用は計画8割」という言葉があるように、長期的な成功を目指すには、「要件」を明確化し、「魅力」をしっかり発信し、「環境」を整えることが大きなカギとなります。

パーソルダイバースでは、企業の現場ヒアリングから採用計画、面接ノウハウ、入社後の定着フォローに至るまで一貫して支援し、「要件」「魅力」「環境」を押さえた手厚いサポートを提供しています。私たちと一緒に採用計画をしっかりと詰め、母集団形成から大きくリードしてみませんか。