テーマ3:定着と安定就労
定着のカギは安心感!
安定就労を実現するための職場づくり

職場への定着と安定就労は、障害者雇用最大の課題ともいえる大きなテーマです。障害のある方が長くはたらき続けられる、職場づくりのコツを考えます。

ここがつまずきポイント!

入社後の
フォローは
最初の数週間だけ
やれば大丈夫かな?
共にはたらく現場の
サポートは…
後にしよう。
ちょっと手が
回らないし

解決のヒント

障害のある社員と、共にはたらく社員、
双方への継続的なフォローが

「安心してはたらける職場づくり」

の鍵!

「ここが自分のはたらく場所だ」と思える職場になっていますか?

採用時には意欲を持って入社した社員が、社内環境やコミュニケーションの問題により早期に離職してしまう。これは、障害者雇用でなくとも頻繁に起こりえる課題です。特に障害者雇用の経験が浅い企業では、どのようにフォローをすればよいかが分からず、同じような失敗を繰り返してしまうこともしばしば。

パーソルダイバースは、パーソルグループの特例子会社として自社でも約2,000名の障害のある社員を雇用する特例子会社です。自社の経験からも、採用した社員が職場に定着し、継続的な安定就労を実現するために、とても重要となるのは「安心感」を持ってはたらける職場づくりができているかどうか?だと考えております。

安心感を持って「ここが自分のはたらく場所だ」と思える職場環境を築くにはどうすればいいのか、実現のためのポイントをいくつか紹介していきます。

「オンボーディング」の重要性を理解する

まず欠かせないのは、入社した社員が職場に慣れて実力を発揮できるようにする一連の取り組み「オンボーディング」です。オンボーディングの一般的な実施事項としては、部署や業務内容の丁寧な説明、担当者やメンターによる声かけや相談などがあり、入社直後から始めるのがもっとも効果的です。

障害者雇用においては、一般的なオンボーディングの実施事項に加え、共にはたらく社員が障害特性や健康管理・メンタルケアに関する理解や基礎知識を持っているとのぞましいでしょう。パーソルダイバースでは「自社でオンボーディングをはじめてみたけれど、上手くいかずに困っている」というご相談をいただくこともよくありますが、実際に始めてから、専門的な知識やノウハウの必要性に気づくケースも多くあります。

最初の段階から専門家のサポートも借りオンボーディングに取り組むことが理想的ではありますが、途中から支援を受けても遅すぎることはありません。必要だと感じたタイミングで適宜専門家のアドバイスを仰ぎ、障害のある方も共にはたらく方々もはたらきやすい環境を整備していきましょう。

安定就労に必要なのは、「いつでも相談できる」という安心感

オンボーディングは採用直後だけに実施するのではなく、定着と安定就労に向けて継続的に行っていく取り組みです。その中でも特に重要なものが、定期的な面談とフォローアップ。なぜなら、自分の話や悩みを聞いてもらえる機会が頻繁にあることは、「ここは安心してはたらける居場所」だと感じるための大切な要素だからです。

ただ、同じ組織の上司や同僚が相手だと、気になっていることを正直に打ち明けられない場合もあります。そんな時は、私たちパーソルダイバースが企業と社員の方の間に入り、定期面談を行います。

面談では体調や業務の進捗状況、困っていることなどをヒアリングするほか、もう少し配慮して欲しいと感じている部分はないか、コミュニケーションに課題を抱えていないかなども丁寧にお聞きします。そして面談でお聞きした内容は、雇用管理をされる担当者や人事担当者にフィードバックし、改善策が必要な場合は一緒に検討いたします。

障害者雇用の現場に対するサポート不足が定着を妨げる場合も

パーソルダイバースが定着の支援をする場合、面談を行う相手は障害のある社員だけではありません。共にはたらく方々や雇用管理の担当者とも面談を実施し、部署としての困り事やマネジメントにおけるお悩みもヒアリングします。

実は障害者雇用の現場に対するサポートの不足も、定着や安定就労を妨げる大きな要因となることも少なくありません。パーソルダイバースでは、面談を通じたサポート以外に、社内研修やコンサルティングも提供しています。障害のある社員と共にはたらく社員の方々、双方への全方位的なフォローはぜひパーソルダイバースにお任せください。

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まとめ:充分なフォローとサポートが、安心してはたらける職場をつくる

「ここは安心してはたらける居場所だ」という職場・会社に対する信頼を得ることは、障害のある方が長期的に安定就労するために何より大切なことです。それを実現するためには、次のような継続的な取り組みが欠かせません。

  • 障害者雇用に合ったオンボーディングを実施する
  • 定期的な面談で本人と共にはたらく方々の両方をフォローする
  • 必要に応じて研修やコンサルティング支援を取り入れ、職場環境をアップデートする

障害者雇用のゴールは「採用すること」ではなく、継続性のある雇用を実現すること。誰もが「ここが自分の居場所」だと思えるような職場づくりができれば、おのずと定着率や安定就労の課題は解決していきます。職場環境の整備に向けたプロセスやフォロー体制の構築は、私たちパーソルダイバースがしっかりと支援いたします。

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