グループディスカッションのコツとは?~就活や授業でも役立つ対策や練習方法をご紹介します~
皆さんこんにちは!事務局スタッフのFです。
こちらはコミュニケーションに課題を感じている大学生以上を対象にしたコミュサプ(コミュニケーション・サポート・プログラム)を運営しているスタッフが送るコラムです。
2025年の最初のコラムは、学生生活や就職活動の場でよく行われる「グループディスカッション(グルディス)」についてです。
「グループディスカッションにとにかく苦手意識がある」「グループディスカッションに自分が参加してうまく話せるだろうか」と感じている方もいるのではないでしょうか。
今回のコラムではグループディスカッションに苦手意識のある方に向け、対策や練習方法などのコツをご紹介します。

1. グループディスカッションとは? 就活の場合
グループディスカッションとは、「与えられたテーマをもとに複数人で話し合い、結論を出すこと」を指しています。特に、就職活動の採用選考で行われるグループディスカッションにおいては3~10名程度でひとつのチームになり議論します。制限時間は30~60分程度、課されるテーマによって異なります。
グループディスカッションで出題されるテーマは企業や業界により多岐にわたりますが、よくあるテーマ例を紹介します。
1-1.グループディスカッションのテーマ例
- 自由討論型
「理想のはたらき方とは」「よいコミュニケーションに必要な要素は」など、抽象的なテーマに対して話し合い、チームとしての結論を導き出すタイプです。 - 課題解決型
「日本の人材不足に対してどのようなビジネスを考案できるか」「自社製品の売り上げを1.5倍に伸ばすには」など、与えられた課題に対する解決策を提示するタイプです。 - 選択型
「皆さんが人事担当として、人柄・スキルのどちらを評価して採用するか」「朝ごはんを食べるなら和食か洋食か」など、複数の選択肢から結論を絞り込むタイプです。
2. グループディスカッションの失敗例
グループディスカッションを選考過程の中で実施する企業が増えている一方で、グループディスカッションに苦手意識のある学生は少なくありません。 苦手意識の背景には、グループディスカッションに対する以下のような失敗体験や悩みがあるかもしれません。
2-1.グループディスカッションの失敗例や悩みの例
- 質問したり、確認するなど主体的に働きかけることが苦手
- 複数のメンバーがいる中だと緊張してしまう
- 自分の意見がうまく伝わらなかったことがある
- 自分の意見を否定・批判されるのではないかと不安
- 議論の内容を理解できず、発言するタイミングを失ってしまった
- 相手の意見を集中して聞くことが苦手 など

3. グループディスカッションのコツ
グループディスカッションに臨む際、どのような準備をしておくとよいのでしょうか。 ここでは「進め方」と「意識すること」に分けて、ポイントをいくつかご紹介します。
3-1.グループディスカッションの進め方
グループディスカッションは全体の流れとその中でやるべきことを理解しておくとスムーズに進めることができます。テーマのディスカッションに入る前に、以下のような内容を参加者全員で決めておきましょう。
- 役割分担
- 時間配分
- 方向性
3-2.意識するポイント
- 意見だけでなく根拠を説明する
- 理解できないことは質問する
- 相手の意見に耳を傾ける
- 制限時間を意識する
コミュサプ 1dayでは、このようなグループディスカッションの進め方や意識するポイントについて講義を行います。
4. 理解できたら実践あるのみ!グループディスカッションの練習をしよう
コミュサプ1dayでは、15分間のショートディスカッションを複数回体験し、ディスカッションの流れやコツをつかむことができます。
コミュサプへの参加が、通っている大学の評価や就職活動の選考には影響することはありません。ディスカッションに行き詰まったら、スタッフがアドバイスを行います。「失敗しても大丈夫」「安心安全な場所」で、練習できる貴重な機会です。
5. コミュサプ参加者の声
ここで、コミュサプに参加した学生の声をご紹介します。
- 今まで経験したことがなかったグループディスカッションでの進行役・発表役を経験したこと自体が自信につながり、今後のディスカッションにも前向きに取り組めそうだと思えた。
- ディスカッションを通して、他者の発言から違った視点や考え方を得られることが面白いと感じた。
- 今日のディスカッションでは、自分自身も発言することができたことでコミュニケーション能力が少しずつ身についているのではと感じることができた。
6. 就活以外でグループディスカッションが必要な場面は?
グループディスカッションで得た経験や学びは、就職活動以外でも役立ちます。
6-1.学生生活での活用場面
- 授業でのグループワーク
- ゼミやサークルでの話し合いの場 など
6-2.就職後の活用場面
- 社内や社外での会議
- 新しい業務をチーム内で分担するとき など
就職活動中だけと思わず、この先役立つスキルとして早いうちから練習しておくことがおすすめです。

コミュサプは、グループディスカッションに初めて取り組む方や、過去の失敗体験があり今まではなかなか踏み出せなかったという方でも、無理なくチャレンジできる場です。
就職活動に入る前のファーストステップとして、コミュサプ1dayへのご参加お待ちしております!