A国立大学法人にて、コミュニケーション・サポート・プログラム(CSP)を実施しました
コミュニケーション・サポート・プログラム(CSP)では、学年を問わず、コミュニケーションに課題を感じている大学生以上の方を対象に各種プログラムを提供しています。今回はA国立大学法人で実施しました学内CSPの様子についてご紹介いたします。
【学内CSPとは?】
当社主催のCSP 1dayを、ご要望に応じて学内で出張開催しているプログラムです。
「コミュニケーションにチャレンジをしたいが、学外のプログラムへ踏み出すのは不安…」という学生に向けた学内開催のイベントとして支援者様からご好評いただいております。
2023年1月25日(水)に、A国立大学法人主催の学内プログラムにて、CSPを実施しました。当日は、学部2年生から修士2年生の学生3名が参加し、以下のプログラムを実施しました。
【学内プログラム(13:30~16:30)】
- オリエンテーション:CSP参加の心構えを知る・目標の共有
- コミュニケーションワーク:コミュニケーションの構造を学び、コミュニケーションとは何かを知る
- ショートディスカッション:コミュニケーションワークでの学びを活かしながら自分の考えを言葉にして相手に伝える体験をする
- ショートディスカッション:コミュニケーションの学びを活かしながら自分の考えを言葉にして相手に伝える体験をする
- 個別面談:プログラムの振り返り・事前に受けていただいた適性検査の結果の返却
- 学びや気づきの共有・まとめ
当日の参加者からいただいたご感想の一部をご紹介いたします。
【参加者からいただいたコメント】
- コミュニケーションのやり方を知り、それに則ってグループワークをすると、苦手としか思わなかったコミュニケーションが楽しく感じられた。
- コミュニケーションにも種類があることがわかった。こういう形でのコミュニケーションはできそうだと感じた。
- ワークの後に実践があったので、学んだことをどう生かせば良いのかなんとなく掴むことができた。枠組みがしっかりしていると話しやすいことがわかった。
主催されたA国立大学法人の学生支援を担当する部局の教職員様にもお話を伺いました。
学内でコミュニケーション・サポート・プログラムを実施された経緯について、実施の背景や学生とのかかわりの中で感じていた課題を教えてください。
以前から、コミュニケーションに苦手意識を持つ学生を対象として、学生同士で自由に話し合いができたり、趣味のことを自由に話したりすることができるグル-プ活動を本学では実施していました。対人関係やコミュニケーションに関する助言等を教職員から行うこともありますが、学生同士のコミュニケーションだからこそ得られること・学べることもあると思います。プログラムという枠組みを通して、いろいろな気づきを得たり、企業の方からノウハウを学んだりしてほしいと思い、実施に至りました。
CSPにどのような印象を持っていたか、開催にあたり期待していたことはありますか。
他大学の学生さんも交えたCSPもコミュニケーションの貴重な場ですが、同じ大学で過ごす学生だけが参加する場だから可能なコミュニケーションもあると思いました。そのような場に加え、多少アレンジを加えたプログラムを実施していただけるとのことでしたので、安心して全てお任せできました。また、オンラインではなく対面で、かつ企業の方に講師を務めていただけるのは、とても貴重だなと思いました。
当日のプログラムをご覧になり、参加した学生の取り組み姿勢、発言内容等から感じられたことはありますか。
講師からのポジティブな影響を受けて、コミュニケーションに関する固定観念が、良い意味で崩れたのではないかなと思いました。基礎的な講座を踏まえて、すぐに実践できる場があったのも学生の不安の払拭につながっていたようです。安心できる環境で、積極的にチャレンジしている姿勢が印象的でした。
プログラムの内容についてご感想を教えてください。
今回企画・開催していただけてとても感謝しています。学生に寄り添いながら、安心して参加できる環境を作っていただける細やかな姿勢もありがたかったです。今後も実施を検討させていただければと思います。
ご所属先の部局では、学生に対してどのような対応、支援をされていますか。また、どのような学生が利用されていますか。
当部局は、
・「人権の尊重を前提として、学生、職員を含む本学構成員それぞれの可能性と多様性を尊重し、マイノリティを取り残すことなく、個々の能力が最大限に発揮・活用される環境を構築する」
・「これらを通して、心身ともに人のエンパワーメントを推進する大学文化を醸成する」
以上2点を基本理念とし、「特定のマイノリティを支援する」だけではなく、大学が学生や職員を含む「ひとりひとり」の「人のエンパワーメントを推進する」というチャレンジを実現することを目指しています。
また、当部局には、「キャリア支援チーム」「ジェンダー支援チーム」「アクセシビリティ支援チーム」の3チームがあり、「ダイバーシティ推進活動」「障害学生支援」「学生等のキャリア支援」「LGBT等支援」を主に行っています。
コミュニケーション・サポート・プログラム(CSP)は、学内開催も承ります。オンライン開催、キャンパス内での対面開催いずれも可能です。詳細はCSP事務局までお問い合わせください。
※コミュニケーション・サポート・プログラムは、CSPからコミュサプへ略称を変更しました。記事内では開催当時の名称を使用しています。