サイバー大学にて、コミュニケーション・サポート・プログラム(CSP)を実施しました
コミュニケーション・サポート・プログラム(CSP)では、学年を問わず、コミュニケーションに課題を感じている大学生以上の方を対象に各種プログラムを提供しています。今回はサイバー大学で実施しました学内CSPの様子についてご紹介します。
【学内CSPとは?】
当社主催のCSP 1dayを、ご要望に応じて学内で出張開催しているプログラムです。
「コミュニケーションにチャレンジをしたいが、学外のプログラムへ踏み出すのは不安…」という学生に向けた学内開催のイベントとして支援者様からご好評いただいております。
2022年6月から7月にかけ、サイバー大学キャリアサポートセンター主催の学内プログラムにて、CSPを4回実施しました。当日は、学部1年生から4年生までのべ16名の学生が参加し、以下のプログラムを実施しました。
【学内プログラム(14:00~17:00)】
- オリエンテーション:CSP参加心構えを知る・1日の目標共有など
- コミュニケーションワーク:コミュニケーションの構造を知り、コミュニケーションとは何かを知る
- ショートディスカッション:コミュニケーションワークでの学びを活かしながら自分の考えを言葉にして相手に伝える体験をする
- 個別面談:1日を振り返り、事前に受検いただいた適性検査の返却
主催されたサイバー大学キャリアサポートセンターの教職員様にお話を伺いました。
学内でコミュニケーション・サポート・プログラムを実施された経緯について、実施の背景や学生とのかかわりの中で感じていた課題を教えてください。
本学はフルオンライン大学を運営しており、学生の皆さんは自宅のプライベート空間や好きな場所・時間に自由に受講をする事が出来ます。こういった環境の中で、本学に入学するまでに集団生活に精神的に疲れてしまった方や悩みを感じられた方が、心理的安全性の高い学習環境を求めて、本学に入学されるケースも少なくありません。
入学後、受講を進める上では不自由なく過ごされている事が多いのですが、時間がたち卒業が見えてくると、卒業後の進路について考える様になり、多くの方は就職を希望します。この時、入学して以来遠ざかっていた人とのコミュニケーションについて、改めて大きな不安として学生の皆さんの前に立ちふさがり、前に踏み出すことが困難になっている方が少なくありませんでした。
CSPにどのような印象を持っていたか、開催にあたり期待していたことはありますか。
初めにCSPのホームページの内容を拝見した際に「本学の学生の皆さんにとって必要な支援はこれだ!」と感じ、すぐに問い合わせをさせていただきました。実際に事務局の皆様から、このプログラムの意義やお考えについてお話いただく中で、支援者の皆さまが本当に誠実で温もりのあるコミュニケーションを私達教職員にもとっていただき、俄然プログラムへの期待度も上がっていったことを覚えています。
コミュニケーションに対して不安や課題を感じている学生の方が、一歩踏み出せるように小さなステップから始められるように構成されていましたので、学生の皆さんが成功体験を積める場となる事を期待しておりました。
またグループワークを通じて、似た悩みや課題を感じている他者との交わりにより、自分だけが悩み苦しんでいるのではないという事に気づいたり、CSP事務局の皆さまとのやり取りを通じて、自身を取り巻くサポートや資源は色々とあるという事に気付きを得る事を期待していました。
当日のプログラムをご覧になり、参加した学生の取り組み姿勢、発言内容等から感じられたことはありますか。
プログラム開始直後は、参加学生の表情も少しこわばっている様に見えたのですが、グループワークをこなしていく毎に、参加者間の緩やかで心地の良い関係性が築かれていき、表情が柔らかになっていくのが大変印象的でした。
1つのグループワークが終わると、ファシリテーターを担当している事務局から、各参加者に対する前向きで肯定的なフィードバックがある事で、プログラムを通じて少しずつ自信を付けられるのが印象的でした。
プログラムの内容についてご感想を教えてください。
学生の皆さんは、過去の何らかの経験を通じて、「私はコミュニケーションが苦手だ」と感じているケースが少なくありませんが、本プログラム受講を通じて、グループワークの楽しさや前向きなフィードバックを受けていく中で、プログラム参加前に比べて、コミュニケーションに対する意識が前向きになっていく様子が、とても素晴らしいと思います。
本プログラムに参加した学生が、もっと他の取り組みにも参加したいとキャリアサポートセンターに相談に来た事があり、成長の早さと変化の大きさに驚きました。
ご所属先のキャリアサポートセンターでは、学生に対してどのような対応、支援をされていますか。また、どのような学生が利用されていますか
本学の学生の皆さんは、年齢や職業、居住地や入学の動機など非常に多様性に富んでおり、多様性に応えうる多様なキャリア支援を実現するべく日々活動しています。主な活動としては、各種セミナーの企画・運営や、応募書類の添削、自己分析支援、模擬面接対応などを行っています。支援の柱は、テレビ会議システムを通じて、1人ひとりの方と面談を実施するキャリアカウンセリングであり、状況に応じて情報提供や各種支援、学外の支援団体とも連携しながら学生の皆さんをサポートしています。
コミュニケーション・サポート・プログラム(CSP)は、学内開催も承ります。オンライン開催、キャンパス内での対面開催いずれも可能です。詳細はCSP事務局までお問い合わせください。
※コミュニケーション・サポート・プログラムは、CSPからコミュサプへ略称を変更しました。記事内では開催当時の名称を使用しています。