兵庫県立大学にて、コミュニケーション・サポート・プログラム(CSP)を実施しました
コミュニケーション・サポート・プログラム(CSP)では、学年を問わず、コミュニケーションに課題を感じている大学生以上の方を対象に各種プログラムを提供しています。今回は兵庫県立大学で実施しました学内CSPの様子についてご紹介します。
【学内CSPとは?】
当社主催のCSP 1dayを、ご要望に応じて学内で出張開催しているプログラムです。
「コミュニケーションにチャレンジをしたいが、学外のプログラムへ踏み出すのは不安…」という学生に向けた学内開催のイベントとして支援者様からご好評いただいております。
2022年10月15日(土)と11月12日(土)、兵庫県立大学主催の学内プログラムにて、CSPを2回実施しました。当日は、学部2年生から修士1年生まで合計8名の学生がオンライン参加し、以下のプログラムを実施しました。
【学内プログラム(12:00~17:00)】
- オリエンテーション:CSP参加心構えを知る・1日の目標共有など
- コミュニケーションワーク:コミュニケーションの構造を知り、コミュニケーションとは何かを知る
- ショートディスカッション:コミュニケーションワークでの学びを活かしながら自分の考えを言葉にして相手に伝える体験をする
- 個別面談:1日を振り返り、事前に受検いただいた適性検査の返却
当日の参加者からいただいたご感想の一部をご紹介いたします。
- コミュニケーションの構造についてわかりやすい説明があり、学んだ内容をすぐにワークでアウトプットできたため、参加してよかった。
- 相手の立場に立って会話をする必要性を改めて確認できた。
- 自分にも相手にも枠組みがあることを意識しつつ、具体的に話すことが大事だとわかった。
主催された兵庫県立大学教育企画課の教職員様にもお話を伺いました。
学内でコミュニケーション・サポート・プログラムを実施された経緯について、実施の背景や学生とのかかわりの中で感じていた課題を教えてください。
本学では従来より、ゼミや研究室において、コミュニケーションの原因から人間関係が上手くいかない、ひいては学業が上手くいかないなどの問題を抱えている学生が一定数いることは認識していました。これまでは学生自身が問題を認識して相談があった場合は個別に対応してきましたが、大学側から能動的に支援を働きかけるツールを見つけられていない状況でした。
CSPにどのような印象を持っていたか、開催にあたり期待していたことはありますか。
CSPの内容を初めて教えていただいた時に、問題を抱えていることを自ら訴えてくる学生だけでなく、問題を感じることがあっても個別に相談することにハードルを感じている学生も含めて広く対象にできること、グループディスカッションの演習をここまで丁寧に参加者にフィードバックしてくれるプログラムはないと感じました。1回あたりの参加が少人数のため、小さな取組からにはなりますが、大学として新しい一歩を踏み出せることに期待していました。
当日のプログラムをご覧になり、参加した学生の取り組み姿勢、発言内容等から感じられたことはありますか。
やはり、プログラム開始当初は緊張している様子がみられる学生が多かったですが、コミュニケーションワーク、ショートディスカッションと事務局にアドバイスをいただきながらプログラムを進めるにしたがって、学生の本来の姿を見ることができるようになりました。学生がだんだんと自信をつけていく様子もわかり、CSPの効果を目の当たりにしました。
プログラムの内容についてご感想を教えてください。
役割を変えて、ディスカッションを幾度も行うこと、また、その都度事務局からアドバイスをいただけること、最後に個人ごと面談によりフィードバックをいただけることなど、他のプログラム(就活支援の模擬グループディスカッションなど)ではそこまで丁寧にできないと思われることがたくさんあり、素晴らしいプログラムであると認識しました。これからも継続的な取組としていきたいと感じました。
ご所属先の教育企画課では、学生に対してどのような対応、支援をされていますか。また、どのような学生が利用されていますか。
教育企画課は、入試、学生生活支援(奨学金、保健関係、障がい学生支援等)、就職支援等幅広い業務を行っています。全学部、全研究科の全学生が支援の対象となっています。
コミュニケーション・サポート・プログラム(CSP)は、学内開催も承ります。オンライン開催、キャンパス内での対面開催いずれも可能です。詳細はCSP事務局までお問い合わせください。
※コミュニケーション・サポート・プログラムは、CSPからコミュサプへ略称を変更しました。記事内では開催当時の名称を使用しています。