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お知らせ
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お知らせ
2024年
10月2日の「テンプの日」を記念し、パーソルテンプスタッフで就業中の派遣スタッフの皆さまに、とみおかシルクを使用した『ハンカチタオルとせっけん』を9月より順次郵送にてお届けしています。本記念品はパーソルダイバースの障害のある社員が一つひとつ丁寧に作った記念品です。
昨年度の記念品に対するスタッフアンケートを参考に、環境に配慮した製造工程の改善を行い、せっけんの破片約180キロ(せっけん約3,000個分)の廃棄を削減し、包装資材も昨年比約7,800キロの削減を実現しました。
パーソルダイバースは、群馬県内で地域の方々や自治体と連携した障害者雇用事業を展開しています。その中で、世界文化遺産に登録*1の貴重な伝統産業でありながら、高齢化が進み平均年齢70歳以上と担い手不足が課題となっていた富岡市の養蚕業を継承すべく、2017年群馬県富岡市に「とみおか繭工房」を開設。3ha超の桑園の管理、蚕の飼育、繭の生産、“とみおかシルク”を使った製品開発・製造などを行っています。なお、繭の生産量は、富岡市で収穫される繭の約17%(2022年実績)を占めるまでに成長しています。
これらの取り組みを通して、地域の雇用創出や、付加価値の高い商品の製造を手掛けることで、障害のある社員の就労と成長の機会を創出するなど、障害者雇用の可能性の拡大に努めています。
*1:2014年富岡製糸場と絹産業遺産群が世界文化遺産に登録されました https://worldheritage.pref.gunma.jp/whc/about/
『ハンカチタオル』は「とみおか繭工房」(群馬県富岡市)で育てた蚕の繭から採取した高級シルクを使用、『せっけん』は「きりゅうアート工房」(群馬県桐生市)で生糸には使用できない繭毛羽(まゆけば)から抽出したシルク成分を使用して製造しています。また環境に配慮し、製造工程で発生するせっけんの破片を最小限にし、廃棄と包装資材を削減する工夫を施しています。
育てた繭から採取した富岡産の高級シルクをパイル糸に10%使用し、オリジナル混紡糸を織り込むことで優れた吸水性を持ちます。
通常出荷ができない繭の毛羽から抽出したシルクの保湿成分、オリーブオイル、パームオイル、ココナッツオイルを配合。香料・着色料は無添加でシンプルな原料のみを使用しました。手練りにこだわったコールドプロセス製法で作られた、肌に優しい石鹸です。
昨年度の記念品に対するアンケート結果を参考に、製造工程における“4つの改善”を行いました。
凸凹のあるせっけんの天面カットを止めることで、約180キロ(せっけん約3,000個分)の廃棄を削減
性質上、流し入れた原料は固まると型からの取り出しが難しく、強い力が必要とされていました。そこで、シートを敷いた型を使用することで取り出しが容易になり、多くの社員が作業に従事することが可能に
素材本来の色味を活かした無染色で節水、さらに染料(化学薬品)を不使用で水質汚染も予防
シンプルな包装への改良で、昨年比約7,800キロの資材を削減*2
*2:2023年度のテンプの日の記念品で使用した包装資材との比較(当社調べ)
2017年群馬県富岡市に開設。知的・精神・身体障害のある社員56名(2024年9月時点)が、桑を育て、とみおかシルクの原料となる繭の生産、製品製造を行う。さらに、2022年にオープンした歴史的建造物「旧富岡倉庫2号倉庫」をリノベーションした『Merci Cocon & Café』では、シルク製品の販売も行っています。
2023年3月に群馬県桐生市に開設。知的・精神障害のある社員13名(2024年9月時点)が、廃棄繭から抽出したシルク成分を使用したアップサイクル製品の製造を行っています。
パーソルグループでは、障害者雇用領域における事業活動を通じて、SDGsでの課題に貢献することを目標としています。パーソルダイバースの『ハンカチタオルとせっけん』の製造では、地域と連携した多様な業務受託を通じて、障害のある方々の活躍機会を創出するとともに、はたらきがいを高め、地域産業への持続的な貢献を目指しています。同時に、製造過程での廃棄や資材の削減に向けて、環境に配慮した工夫を施しています。これらの取り組みは、SDGs「8.働きがいも経済成長も」「12.つくる責任つかう責任」に繋がると考えています。
パーソルダイバース株式会社 広報窓口
E-mail:inquiry@persol.co.jp
※折り返しの対応となりますため、メールでのお問合せをお願いいたします。