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お知らせ
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お知らせ
2025年
総合人材サービスのパーソルグループにおいて障害者雇用支援事業を展開するパーソルダイバース株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:渡部 広和)は、障害者のための転職・就職支援サービス「dodaチャレンジ」登録者を対象に、「はたらく障害者の就業実態・意識調査2025」を実施し、このたびその調査結果を発表いたしました。
本調査は、障害者の就業環境やはたらく上での意識・課題を明らかにすることを目的としており、今後のより良い雇用支援の実現に向けた貴重な示唆を提供するものです。
厚生労働省「令和6年 障害者雇用状況の集計結果」によると、はたらく障害者は2024年には約67万7000人に達し、21年連続で拡大しています。そうしたなかで、障害者の就業実態はどのような特徴があるのでしょうか。本調査では、dodaチャレンジに登録する障害者に対し、「障害者はどのようなはたらき方をしているのか」について、調査をいたしました。
当社では、障害者の転職・就職支援サービス「dodaチャレンジ」などを通じて、障害者雇用の領域における多様な“はたらく”の実現に向けた取り組みを進めてまいりました。
今回の調査結果を踏まえ、障害のある方々の「はたらきたい」という思いにより一層寄り添いながら、キャリア形成支援をさらに強化してまいります。
はたらく障害者に対し、今後の希望する雇用形態について聞いたところ、「正社員」の解答が約8割になりました。
現在の雇用形態では、正社員の割合は45%にとどまります。
ハローワークの障害者求人を見ても、正社員の募集求人は全体の約10%にとどまり、そもそも正社員での募集は少なく、障害者の希望との間にギャップがあることがうかがえます。
勤続年数について聞いたところ、「5年未満」と回答した割合が68.1%と最も大きな割合を占めています。
雇用枠別で見てみると、障害者雇用枠ではたらく障害者の「5年未満」の割合は72%となり、長期就労の点で不安定さが読み取れます。
就業場所については、在宅勤務を行っている割合は30.2%。主に会社に出社し、はたらいている割合が70%と最も多くなっています。ただし、全労働者の在宅勤務を行っている割合(24.6%)より多く、はたらき方の多様性がある傾向があります。
なお、障害者雇用枠の場合はさらに在宅勤務を行っている割合が増え、35%にもなっています。
パーソルダイバース株式会社
人材ソリューション統括本部 人材ソリューション本部
キャリア支援事業部ゼネラルマネジャー
田山 亜綾乃
今回の調査結果からは、はたらく障害者と実際の希望にギャップがあることが分かりました。特に障害者雇用枠において、一定のはたらきやすさはあるものの、長期就労や雇用形態において、まだ課題があることが読み取れます。
上記のような障害者の置かれた状況に対し、dodaチャレンジでは、障害者の“はたらく”に向き合ってまいりました。
「新卒・第二新卒の方へのご支援」、「ハイキャリア向け求人転職支援」、「時短勤務ではたらく転職支援サービス」、「リスキリングサービス」なども展開し、障害者の多様な“はたらく”を支援しております。
また、ご入社後も安心して長期就業が実現できることを重要視しています。
経験豊かなキャリアアドバイザーが就職・転職活動に伴走し、ご自身でも気づいていなかった強みの発見や、障害特性に合った環境要因分析にしっかりと向き合っていただくことで、入社半年後の定着率は95%を実現しています。
dodaチャレンジでは就職・転職活動をサポートするだけでなく、障害のある方の「キャリア形成」を引き続き支援してまいります。
調査名称 |
はたらく障害者の就業実態・意識調査2025 |
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調査手法 |
自社会員を用いた、インターネットによるアンケート調査 |
調査対象者 |
dodaチャレンジに登録する障害者 720名(配信数:20,800/アクセス数:1,296/回答数:720) |
調査対象者の内訳 |
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調査期間 |
2025年5月13日~5月20日 |
実施主体 |
パーソルダイバース株式会社 |
パーソルダイバース株式会社 広報窓口
E-mail:inquiry@persol.co.jp
※折り返しの対応となりますため、メールでのお問合せをお願いいたします。