事業ドメインとSDGsの重点課題

パーソルダイバースは、障害者雇用領域における幅広い事業を通じ、主に5つのSDGsの達成にも貢献しています。私たちの事業内容と、SDGsとの関連をあわせてご紹介いたします。

事業ポートフォリオと5つのSDGs

5つのSDGsの図

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それぞれのSDGsと事業の取り組み

はたらく人の心と体の健康を促進

  • 3.4
    精神保健及び
    福祉の促進
  • 3.7
    質の高い基礎的な
    保健サービスへのアクセス
  • 3.8
    ユニバーサル・ヘルス・
    カバレッジの推進

特例子会社として、また対外的な雇用支援を担う事業者として、障害のある方の福祉及び精神保健の利活用を促進する取り組みを行っています。

このゴールの達成に向けた事業・機能

  • 事務アウトソーシング事業(特例子会社)
  • 採用代行事業
  • 就労移行支援事業

1,000名以上の障害のある社員に対し、基礎的な保健サービスへのアクセスを確保

パーソルダイバースはパーソルグループの特例子会社として、1,000名以上の障害のある社員がグループ内外から受託した業務に従事しています。その全員が心身ともに健康的にはたらける職場づくりを目指し、出身の就労移行支援事業所や地域の障害者就業・生活支援センター、外部の産業医や保健師と連携して、社員の定着・活躍を支えています。

福祉機関へ雇用機会を提供し、就業後も適切に支援

障害者雇用のノウハウ不足や組織構造的な困難を抱える企業に対し、RPO(採用代行)事業を展開しています。全国で約800拠点の就労系障害福祉サービス機関と提携し、はたらきたい障害者と企業をマッチング。雇用後に発生する生活・就業上の様々な課題にも、福祉機関と連携して支援に取り組んでいます。

職業準備性を整え、
安定就労を実現するためのトレーニングを提供

首都圏・関西を中心に、「はたらく未来をあきらめない」をコンセプトにした就労移行支援事業所「ミラトレ」を展開しています。
一般就労を目指す障害のある方を対象とし、それぞれに合った個別の支援計画を策定。コミュニケーションスキルやビジネススキルの習得に向けた実践的なトレーニングを提供し、スキルアップから就職、その先の定着まで総合的に支援しています。

障害のある方にあらゆるレベルの職業訓練を

  • 4.3
    質の高い職業教育への
    平等なアクセス
  • 4.4
    働きがいのある
    仕事のための能力向上
  • 4.5
    あらゆるレベルの職業訓練への
    平等なアクセス

障害者のキャリア観や職業準備性は、障害特性やご本人の意向などにより多種多様です。
パーソルダイバースでは、自己理解を深める支援プログラムや、はたらく準備を整えたい方への就労支援、特性を活かして専門領域で活躍したい方への職業訓練まで、幅広いサービスを提供しています。
また、支援にあたる社員に対しても、障害理解や支援の質の向上を目的とした教育・研修を行っています。

このゴールの達成に向けた事業・機能

  • 未来をあきらめない就労移行支援「ミラトレ」
  • 先端IT特化型就労移行支援「Neuro Dive」
  • 学生向け「コミュニケーション・サポート・プログラム(CSP)」

一人ひとりの能力や障害特性に合わせた個別トレーニング

一般就労を目指す障害のある方を対象とし、それぞれに合った個別の支援計画を策定。コミュニケーションスキルやビジネススキルの習得に向けた実践的なトレーニングを提供し、スキルアップから就職、その先の定着まで総合的に支援しています。

障害者のディーセント・ワークに向けた質の高い職業訓練

先端IT人材の養成を標榜する就労移行支援事業所「Neuro Dive(ニューロ・ダイブ)」を運営。障害があっても理想のキャリアを追及したい方々に向け、ビッグデータやIoT・人工知能など、先端IT技術を学べるプログラムを提供し、「はたらきがい」のある職場とのマッチングまでを行っています。

学生を対象にした社会に出るための
コミュニケーション・サポート・プログラム

CSP(コミュニケーション・サポート・プログラム)は、障害者手帳の有無を問わず、「会社ってどんなところ?」 「はたらくってどういうこと?」「周りの人とうまくやっていけるかな」といった課題を感じている大学生以上の方を対象にした、社会に出るためのプログラムです。コミュニケーションを学ぶ1day、3daysのプログラムに加え、企業と連携したインターンシップ・プログラムも実施。「はたらく」を体験しながら、学生の自己理解を促進しています。

ジェンダー平等と女性の意思決定への参画機会を提供

  • 5.5
    女性の
    リーダーシップ
  • 5.b
    社員の能力強化のため
    技術利用
  • 5.c
    ジェンダー平等

パーソルダイバースでは、性差による管理職登用機会の不均衡を解消し、女性の役職者も多数活躍しています。また、ICTの活用により、あらゆる制約のある社員の能力強化に努めています。
また、ICTの活用によりはたらき方の柔軟性を高め、あらゆる制約のある社員の能力強化に努めています。SOGI※の視点では、ジェンダー・アイデンティティや性的指向の多様性を尊重し、同性パートナー婚制度を導入するなどジェンダー平等につながるさまざまな取り組みを実施しています。
※「Sexual Orientation and Gender Identity」の略。すべての人がもつ属性。

このゴールの達成に向けた事業・機能

  • コーポレート機能
  • 障害者の転職支援サービス「dodaチャレンジ」

女性の意思決定への参画機会について

パーソルグループでは女性活躍推進に向けて取り組んでおり、2030年度にはグループ全体での女性管理職比率約37%を目指しています。パーソルダイバースでは性差によるキャリアアップの不均衡を解消し、多数の女性役職者が事業活動のあらゆる場面において活躍しています。

性的マイノリティに関する取り組み

パーソルダイバースでは、LGBTQ当事者に共感し、寄り添いたいと願う「アライ(Ally)」のコミュニティである「P-Rainbow」を中心に、社内における周知や啓蒙活動を行っています。当事者社員や外部ゲストを招いた社内イベントや社外講演への登壇、制度の整備など、安心してはたらけるための仕組みや環境づくりに取り組んでいます。 その結果、任意団体「work with Pride」が主催する「PRIDE指標2023」(職場におけるLGBTQなどのセクシュアル・マイノリティへの取組み評価指標)にて「ゴールド」を受賞しました。

性的マイノリティに関する方針ステートメント

LGBTQ当事者かつ障害がある方のための転職・就職支援

障害のある方向け転職支援サービス「dodaチャレンジ」では、ジェンダーやセクシュアリティ上の不安と障害があることに起因する転職・就職上の不安を、専任のキャリアアドバイザーが一緒に解決しています。

持続可能なはたらきがいのある雇用
(ディーセント・ワーク)を推進

  • 8.1
    経済成長の
    持続
  • 8.2
    多様化を通じた
    経済生産性を達成
  • 8.5
    働きがいのある
    仕事をみんなに
  • 8.6
    若者の就労・
    職業訓練の機会向上
  • 8.8
    安全・安心な
    労働環境を促進

パーソルダイバースでは、1,000名以上の障害のある社員がはたらきがいを持ち続けられるよう、はたらきやすい環境づくりやマネジメント、効率化などの取り組みに力を入れています。
また、転職支援サービス「dodaチャレンジ」をはじめとした対外的な雇用支援事業においては、障害のある方の意向と企業のニーズを大切にしたマッチングを行い、持続可能な雇用を実現しています。

このゴールの達成に向けた事業・機能

  • パーソルダイバースのすべての事業およびサービス

精度の高いマッチングで
障害者のディーセント・ワークにコミット

障害のある方向け転職支援サービス「dodaチャレンジ」では、パーソルグループの法人顧客基盤をベースに、一歩踏み込んだ求人情報を求職者にお届けしています。丁寧なヒアリングと客観的な判断を重ねながら、今よりもステップアップアップしてその人らしく活躍できる未来を一緒に目指します。

雇用開発にとどまらないはたらきがいを創出

事務アウトソーシング事業では、障害のある社員がパーソルグループから受託した200を超える業務に従事しています。顧客であるグループ各社より、業務の質や事業活動への貢献が高く評価され、社員の喜びとはたらきがいにつながっています。

地域の障害者雇用や経済活性化への貢献

パーソルダイバースでは神奈川・千葉・群馬の3県で、地域と連携した事業に取り組んでいます。一例として、群馬県では高齢化で縮小を余儀なくされている養蚕業の解決を目指した「とみおか繭工房」を、神奈川県では農福連携によって地元農家の人材不足の解消を目指す「よこすか・みうら岬工房」を運営しています。
各地の地域自治体や企業、福祉支援機関と連携し、見学や実習、雇用を積極的に受け入れるなど、地域障害者の持続可能かつはたらきがいのある機会創出や、経済活性化への貢献を目指しています。

障害者アスリート支援制度

パーソルダイバースでは、スポーツ競技活動と就労の両立を支援するChallenged Athlete Support(障害者アスリート支援制度)を実施。全国で開催されているスポーツ大会に社員が出場、活躍しています。

あらゆる個人にはたらく機会を提供

  • 10.2
    全ての人々の
    能力強化
  • 10.3
    差別的慣行の撤廃
    並び機会均等
  • 10.4
    社会保障等政策による
    平等の拡大

私たちパーソルダイバースは、障害を理由に就労を諦めることがない世の中の実現に向け、はたらく意欲を持つ障害のある方にはたらく機会を提供し続けます。
就労に向けたスキルや心の準備が整っていない方。目指すべきキャリアを見失ってしまった方。もっと自分らしくはたらける環境を求めている方。そうしたすべての方に寄り添い、あらゆる事業アセットを駆使して、一人ひとりに必要な支援を提供します。

このゴールの達成に向けた事業・機能

  • パーソルダイバースのすべての事業およびサービス

職場における合理的配慮を推進

雇用コンサルティング事業では、企業や障害のある社員の方々を対象に「誰もがはたらきやすい職場」の実現に向けたさまざまな研修を提供しています。その中の一つが、人事担当者の方々に向けた合理的配慮についてのプログラム。座学やワークショップを通じ、ダイバーシティの観点から障害特性に応じた配慮の考え方や方法を体系的に学んでいただけます。